この記事は共同通信からの記事なので、岩手日報以外の地方紙で読んでいる方もいると思います。
ヘイトスピーチに対抗する「レイシスト」しばき隊の動きが出たことは、今までになかった動きだと思います。
今まではヘイトスピーチがあっても、誰もが無関心で、ほったらかしにしていました。
記事の中でしばき隊に参加している在日3世の方が「38歳の今まで差別と無縁で、初めてネット動画を見た時は戦慄しました。『死ね』と言われたのは、他でもない自分だと感じた」
しかし、参加したしばき隊には、「メンバーに在日コリアンはいなかった。…韓流ブーム後に来日した『ニューカマー』も多く、当事者のはずの地元の反応は鈍かった」
記事によれば、警察にデモ排除を求める署名活動を始め、約3カ月で1万数千人分を集めたとのこと。
「…私はまず目の前のぼやを消したい。この街にデモがある限り、国全体のことは考えられない。」
この発言を読んで、「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E3%82%89%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%88%9D%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E3%82%92%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D を思い出した。
自分の身に関係ないように見えても、最後には自分に戻ってくる。
在日コリアン、在日外国人、そして、同じ日本人でも「よそもの」に矛先が向けられるのではないか。
だから、今のうちに対抗したい。
どのように対するか。
この記事ではヘイトスピーチにしている人々を分析している。
「思想信条はないが、目立ちたいだけ」(安田浩一氏)
「反対派と論戦させれば止められる。」(一水会顧問 鈴木邦男氏)
目には目を、歯には歯をではない。
しばき隊は、ヘイトスピーチをする人々を何もせずに、囲むだけでいい。
囲みながら、話しかけてはどうであろうか。
ガンディーの非暴力を見習いたい。
三島由紀夫氏は積極的に、全共闘の人々と論争した。
ヘイトスピーチとしばき隊ともに、三島氏と全共闘の姿勢に学ぶべきではないだろうか。
誰もが超えられない「バカの壁」はあるから、交流するのではないだろうか。
それが出来なかったら、ナチスドイツの末路が教えてくれる。
ヘイトスピーチするほうも、しばく方も、歴史を勉強していただきたい。
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